参加条件 パートナーとのお二人での参加が望ましいですが、お一人での参加も可能です。
・トップロープで5.10a程度が登れること(お二人での参加の場合は、お一人が登れれば可能です)。
・基本的なリード確保、トップロープ確保ができる方(お二人での参加の場合は、お二人ともできることが必要です)。
・お一人での参加の場合、今後、パートナーを見つけて二人で登っていく意思のある方。
※すべての作業は、まず低いところで覚えていただきます。地面で反復しても出来ないものを、精神的な動揺のある高所で行うことは、大変なリスクを伴います。リスクを排除し、まずは徐々にステップアップすることが大切です。
※安全に登るためには、迅速な作業、その現場に応じた、マニュアルに頼らない他パーティーとのマナーも大切です。
マニュアルに頼らないためには、自分たちの置かれた状況、相手の状況を把握し、その都度でマナーも考えられる、そういったクライマーを目指しましょう。
確保の練習
岩登りよりも、確保の方が大事だと考えます。安全を確保できなければ、岩登りなんて怖くてできません。
・確保器の使い方と注意点
・・・右手、左手どちらの手で確保?
・・・道具を落とさないための、現実かつ実践てきな方法 など
・確保の考え方
・・・ボディービレイ(確保)の有効性と危険性
・・・確保器を使うということの意味(ロープをほぼ張った状態で、長さを変えられることの意味)
・・・制動確保の必要性と危険性
・トップが2本目クリップを終了するまでの注意点と立ち位置、スタート時のスポット
・リードの確保と実際の墜落体験、確保体験
・・・実際に全てを経験してもらいます(やりたくない人はしなくて大丈夫です)
・トップロープでの確保
ショートルートでのリードにおけるロープワーク
・ボルトまたは残置支点の種類、特性、確認
・カムの利用法(積極的に利用するルートでなくとも、バックアップに有効です)
・ヌンチャクの掛け方、左右の手、ヌンチャクの向きに対応したクリップの所要動作
・終了点の安全性確認
・トップロープの張り方+バックアップの必要性。
・トップロープの回収+自己確保の必要性
・ロワーダウン(相手に降ろしてもらう)と、ラペルダウン(懸垂下降)+必要に応じた有効なバックアップの取り方
・確保中や下降中の仮固定。
マルチピッチにおけるロープワーク
・残置支点の種類、特性、確認。
・中間支点の取り方。
(やもうえず支点の共用をしたり、他パーティーを抜かなければならない状況でのマナー)
・終了点の作り方。
・セカンドの確保
(ボディービレイと支点ビレイ)
・各終了点における自己確保の取り方、道具の受け渡し、ロープの手繰り返し。
・終了点及び中間支点の回収。
・ラペルダウンにおける注意点。
(ロープ末端の揃え、結束、ロープダウン時の注意点。状況に応じた確保器のセット位置、バックアップ、次のラペルに対する備え)
・ロープ回収時における注意点
オプション
・自己脱出(登り返し)
・引き上げ(登攀補助)
最初は誰もがうまくいきませんが、これらの知識をもとに、ペアでお互いに練習を積み、晴れて外でのデビューを果たしましょう!
何処を改善すれば上手くいくのか。何処が悪かったのかを解説します。
同じ事を繰り返すのではなく、観察→計画→行動→検証の繰り返しで、よりよい行動を目指します、
※難しく書いてきましたが、楽しく登りつづけることが上達への秘訣です。
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