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山岳ガイド・ミキヤツ登山教室 久野弘龍・加藤美樹
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岩登り(クライミング)についての、お客様からお伺いした、素朴な疑問(?)Q&Aです。




ステップアップクライミング講習についてちょっとお伺いしたいのですが…

私は普段はテントで1泊〜3泊程度の山を中心にやっています。
クライミングは基本的な講習を受けて3、4日やったことが
あるくらい。
一般登山道にある岩場は、有名どころ(?)も、それ自体は特に問題なく通れるのですが
超重いザックを背負ってとなると、最近、不安が出てきました。


岩を登ることは大好きだけど、(クライミングにフォーカスする気はない)ほぼ完全に自己流なのだから(バリエーションに興味もあることだし)
こういう講習を受けるといいのかなと考えたのですが
どうでしょうか?。

もし講習会の趣旨とズレていたらやめるので、
簡単に教えていただけますか?。



ミキヤツ登山教室の加藤です。

ご質問についてですが、趣旨といえば・・・
そうですね。一番は登山者が自分で自分の身を守るには、岩登りが最も有効だということから、岩登り講習は行っています。
ですが、それは単なる技術論だけではありません。

登山中の事故については、その多くが登山者そのものによるヒューマンエラー。
つまりご自身に起因するということです。

それは登山者が自身の力量や経験を正確に分析できず、引き返すポイントや、計画そのものを見誤るといったことを指します。
「山は危険だ」「天候が変わる」それは自然相手なのですから当然。
でもその状況の変化に対応するには、まずは自分の力量の把握が無しに、正しい判断を下せるものではありません。

山では実際の失敗は許されません。
落ちれば死にも繋がるので、現場で落ちる訳にはいかないからです。

ゲレンデの岩場では安全に確保された環境で、落ちたら自分がどういった形になるか、または自分の技量を見極める指標を知ることが出来ます。

だから多くの人が岩登りをすることで、まずは危険に対して、自分がどのように無知だったことを知ることになります。
自分が縦走路で、ロープも無いフリーの状態のまま、いかに危険なことをやってのけていたかも、そこで知ることになります。

無防備な危うさを知ることで、登山への認識が変わるはずです。

それは、より慎重な行動や判断に繋がっていくでしょう。

もちろん縦走路のスピードも圧倒的に変わるため、例えば危険な状況に置かれた場合の時間も短くなるでしょう。
その時間が短くなるだけで、事故の確率は下げられます。


ちなみに岩登りとは、一回で上手くなるほど甘いものではなく、継続することによってのみ上達します。

ですから「安全のために経験してみようかな」程度ですと、多くは経験のみで、他のものには繋がりません。

ステップアップ講習は、こうして継続して上達と、ご自身の安全をを目指すお客様のための講習ですので、まずその入口としては初心岩登り講習をお勧めします。


それで本当に必要だと感じられたなら、其々のステップアップ講習や、実践しながら効率的にロープワークを覚えられるマルチピッチなどに、進まれてはいかがでしょうか?



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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高岳、槍ヶ岳、剣岳、北岳、甲斐駒ケ岳など日本全国で、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登
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